Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

第6話『不安は原動力、初めての協業』〜もしも、あの時お前が俺で、俺がお前だったなら… 〜

 「あるよ!」

 

 

それはとっさに出た言葉だったが、嘘じゃない。俺が得意とするのは、法人むけセミナー営業。これは今最も得意とするマーケティング策。

 

 

法人営業の施策だったらこれしかない。なぜなら俺は起業当初、大金をはたいて某大手コンサルティング会社から学び取ったノウハウに自信あった。

 

 

さっそくB社の顧客むけにセミナー営業を行うため、マーケティング施策の実行に取りかかった。FAXDMの制作、顧客へのメール配信、セミナー会場の準備、講義内容、当日のリハーサルと滞りなく準備が進んでいく。

 

 

お互いまだまだ分からない事だらけ。試行錯誤の日々が続いた。最初のセミナーは集客、内容ともに合格点。参加した見込み客がB社の法人ソリューションに興味を持ち、その後のクロージング営業へと繋がった。 f:id:realblog:20180921064255p:plain

 

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第5話『厳冬の日、一杯のお茶』〜もしも、あの時お前が俺で、俺がお前だったなら… 〜

俺が沖野と再会したその日、牛込中央通り沿いにある喫茶店でお茶をした。今、アイツは一緒に入社したB社で出世し、法人営業部の課長になっていた。B社は埼玉本社なんだけど、法人相手ということで東京市ヶ谷のオフィスに居を構えたらしい。

 

 

それを聞いて、東京で沖野とばったり出くわしたことに納得した。しかも俺の会社オフィスから徒歩10分くらいのところ。こんな奇遇があるんだなって、思ったよ。

 

 

その時アイツと話したことはあまり覚えていない。唯一覚えているのは、B社で100人くらい居た同期入社メンバーも、今はほとんど残っていない、って話くらい。その時はたわいも無い話をしてお互い別れた。まぁ、10年経っても昔のわだかまりがあったんだろうね。

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中国への誘い 2018 国家とは何か【後編】

さてさて、中国深セン市の旅後編です。 

 

市内にある大型ショッピングセンターにやってきました。ちゅーか、ショッピングセンターの造りは日本に似ていますが、とにかく大きさとキラキラ感が凄くスケールが違います…。

 

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ショッピングセンター内の四川料理店にやってきました。内装がかなりゴージャスです。壁には液晶モニターがあり厨房内の料理風景を映しています。どうやら、中国ではオーダーされた料理は30分以内に持ってこなくてはいけない?!というルールがあるようです。

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中国への誘い 2018 国家とは何か【前編】

ニイハオ!みなさんこんにちは。

今回は日本から約5時間、中国広東省深セン市にやってきましたー!初中国でーす。ここはアジアのシリコンバレーとも呼ばれており、香港と隣接した中国屈指の世界都市です。

 


深センは中国の経済特区に指定されており、約1,400万人が暮らしています。深セン市は北京、上海、広州につぐ中国第4の都市ですが、この街の歴史は浅く40年前に鄧小平(とう しょうへい)によって開拓され発展した近代都市なんです。

 

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まずは福田区にある中心地、電子市場にやってきました。ここは日本でいう秋葉原の巨大版といった感じでしょうか。いくつもの電気屋さんが集まっていて、道ばたではドローンを飛ばして賑わっています。

 

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第4話『再会 10年の時を経て』〜もしも、あの時お前が俺で、俺がお前だったなら… 〜

あれから10年…。2010年頃だったと思う。それは東京での出来事。場所は東京都市ヶ谷にある牛込中央通りの坂の下、外堀通りだったかな。

 

 

俺がアイツと同期入社した会社を辞めて、ちょうど10年。埼玉県の会社に勤めてたから、こんな東京のど真ん中でアイツとすれ違うなんて、なんて奇遇なんだって正直思った。

 

 

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「沖野っ!」

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恩師との再会 30年の時を経て

先日、お盆の帰省時、小学6年生の恩師、担任のN先生にお逢いした。小学校卒業以来だから、実に30年ぶりの再会となった。

 

 

今まで中学、高校などの同窓会は何回かあったけど、小学校の級友で集まるのは初めて。

 

 

N先生は僕たち6年3組の担任の先生。当時からパワフルでとてもエネルギーに満ちた熱血先生。僕たちの担任後は、いくつかの小学校に赴任されて、教頭先生、校長生を務められたという。

 

 

今は教育現場の第一線を離れて、小学校とは違う別の教育分野で活躍されています。

 

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宇治橋を渡り、平等院へと続く道。有名なお茶屋さんが軒を連ねている。 

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第3話『決められたことに安心するか、決められることにワクワクするか』〜もしも、あの時お前が俺で、俺がお前だったなら… 〜

社会人になって思ったことがある。どんな会社でも必ず、その会社が成長してきた歴史や社員の経験値があって、そこに入ってきた人間はそのルールに従うことが重要ということ。特に大企業においてはそうだ。

 

 

だから、新入社員も大きな会社ほど安心なんだと思う。会社として利益を生み出す方程式出来ているわけだから、何も考えず会社の指示に従えばいい。

 

 

ただ、本当に何も考えず、疑問も持たず会社の指示に従っていると過ちを犯すことがある。盲目のまま突き進めば、道を間違えたことに気づくことはできない。少なくとも自分の指針となるコンパスが必要だ。

 

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