Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

異業種間での情報交換について

起業してから思うこと。それは、以前は同じ業界の方との付き合いが多かったが、今はほとんどが異業種である、ということ。
そこから何が生まれているか?
お互いが違う環境にいて、全く違う仕事をしているからこそ、見えてくるモノがある。
ボソッと言われた一言がとても気になったり、それを愚直に実行すると正解の糸口が見えたりする。
何故だろう?考え始めるときりがないのだが、一つだけ分かっていることがある。

それは、人同士の情報、ネットワークというのは、近場の関係よりも、遠い関係の方が影響を与えることが多い、ということだ。

これを就職について例えれば、こんな話しがある。
実際にアメリカで調査された結果だ。かいつまんで言うと

アメリカでは就職(転職)する際、約7割の人が人からの紹介を通じて、仕事に就く。
では、どんな人から紹介を受けるかというと、大半の人が

「半年、一年に一度しか会わない友人、知人から紹介を受けた」

だそうだ。これは意外な事実に見えるが、周りのよく見渡しても確かにそうだ。

だから、自分と気の合う人間を周囲に固め(会社で言うYESマン)ていると、質の良い情報は入ってこなくなる。本人は友達が多い、信頼できる部下が多い、と思いがちだが同時に自分の周囲に障壁を作っているとも言える。

たくさんの質の良い情報を手に入れるには、遠く、かつ親しくない人との節度ある関係も時には必要なのだ。

リアルアイディ