社会人になって思ったことがある。どんな会社でも必ず、その会社が成長してきた歴史や社員の経験値があって、そこに入ってきた人間はそのルールに従うことが重要ということ。特に大企業においてはそうだ。
だから、新入社員も大きな会社ほど安心なんだと思う。会社として利益を生み出す方程式出来ているわけだから、何も考えず会社の指示に従えばいい。
ただ、本当に何も考えず、疑問も持たず会社の指示に従っていると過ちを犯すことがある。盲目のまま突き進めば、道を間違えたことに気づくことはできない。少なくとも自分の指針となるコンパスが必要だ。
これは多くの大企業や組織がハマることだと思う。だから大企業ほど、社内のちょっとしたアクシデントに対して、二言目に「コンプライアンスがどーのこーの!」といった難しい横文字が出てくるんだよね。
大学3年くらいで気づいていたんだけど、俺はすでに組織化されたグループに入って行動するは苦手。どちらかというと、自分でチームを作るほうが得意だし、積極的になれる。だから自分の力を発揮しやすい。
大学を卒業してサラリーマンを11年やってみて、やっぱり自分で何かやりたい!といつも思ってた。
人それぞれの考え方があるから、別にどっちだっていい。正解なんてない。俺と沖野アタルとはそういう意味で、お互いが違うタイプなんだと思うよ。
「すでに決められたことに安心するか、決められることにワクワクするか」この差は大きい。
これは、俺がもっとも尊敬する先輩経営者の方が言っていた言葉。
イラスト:鈴音レイ
そして、何事もそうなんだけど、深掘りする、行動することで答えが見つかる。怖がっていて机の上でずっと考えていても、答えは見つからない。
つづく