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レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

人は何故走るのか? その8

ハーフマラソン走る前、朝8時の電車にて」

本日は4年連続となりました、恒例の鴻巣マラソンに参加します。距離はハーフ(21キロ)です。ふと思ったのですが去年あたりから何故か、マラソン参加が憂鬱ではなくなりました。

以前は前日夜からだいたい気分が重苦しくなり、朝も嫌な気分でした。今はマラソン大会に向かう電車の中ですが、何故か気分は高揚しています。

その原因は何だろう?と考えてみたところ、やはりマラソン大会に成れてきた(ここ4年くらいで10回くらい参加)という事と、昨年から少しトレーニング方法を変えたことが自信に繋がっていて、これが自分の気持ちを変化させているようです。(昨年は新トレーニング方法により同マラソン大会でハーフ自己ベスト1時間38分56秒を記録)

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来月は、昨年辛酸をなめたフルマラソンが待ってます。この一ヶ月でトレーニングして、ここに目標を持って行きます。本日のハーフも来月フルマラソンの序章に過ぎないのです。今年の目標はフルマラソン4時間台で完走です。

「前回、昨年11月の横須賀シーサイドマラソンで学んだことを活かす」

前回昨年11月に参加した横須賀シーサイドマラソンで学んだことですが、上り坂で頑張ると後半ガス欠になりタイムが落ちます。これはその後、日経新聞のマラソン関係コラムを読んで知ったのですが、上り坂で体に負荷が掛かる時に頑張ると、余計にエネルギーを消耗するようです。

つまりクルマに例えると、長い高速道路なんかで同じようにアクセルを踏んでいても、上り坂になると自然とスピードが落ちていますよね。高速道路ではそれが自然渋滞発生の原因だったりします。つまり上り坂では本来スピードが落ちて当たり前なので、頑張ってエネルギーを使ってスピードを維持しないほうが得策なのです。

ついつい同じスピードで走ろうとしますが、途中は速い遅いがあって当然で、距離をならしてみて1キロ平均5分で走れている、という感じでOKなんですね。前回の横須賀シーサイドマラソンでは、この間違ったペース配分に陥り後半にへたばってしましました。ここのコースは海岸沿いの綺麗な景色は最高なのですが、折り返し付近の心臓破りの連続的な坂はハンパなくて...。

「で、鴻巣マラソン大会の結果はどうだった?」

鴻巣も若干ですが上り道(坂というほどではない)がありますが、敢えて頑張らないようにしました。結果、タイムとしては雨の割には良かったと思います。(1時間44分9秒)

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↑精根尽き果てたドヤ顔です...。

毎回マラソンを人生に例えていますが、この「上り坂を一生懸命頑張らないほうが良い」も、正に人生そのものだと思います。人生という長い道のりにおいて、しんどい時、上り坂な時は結構あります。当然、頑張りますけど遅くてもいいから、いつもの力で乗り切れば良いのです。止まらなければ前に進みますし、その後下り坂に出くわして楽することもあるわけですから。

そしてどうしてもゴールの事ばかり意識してしまうのですが、それはほどほどにしておいたほうがいいですね。それよりも、目の前の一歩一歩を力強く、次の電信柱までをいつもの歩幅、リズムで進むことを続けることが大事だと思います。そうやって走っているうちに、気づけばゴール出来ているのですから。

■人気の『人は何故走るのか?』シリーズアーカイブはこちら↓

『人は何故走るのか? その7』(2013.11.24)

『人は何故走るのか?その6』(2013.4.15)

『人は何故走るのか?その5』(2013.3.4)

『人は何故走るのか?その4』(2012.11.26)

『人は何故走るのか?その3』(2012.11.19)

『人は何故走るのか?その2』(2012.3.4)

『人は何故走るのか?』(2011.3.6)

『ハーフマラソン完走したで!』(2010.12.5)

『会社経営とはマラソンみたいなもの...』(2010.3.14)