私が荒井裕樹さんを知ったのは、昨年12月に
TBSで放送された「情熱大陸」という番組です。
当時、私は別れた妻から裁判を起こされ、法外
な請求をうけ大変困っていました。(この結果は
後日のメルマガで…)
私は、荒井氏の弁護士魂を知り、どうしてもこの
本が読みたくなったのです。
(その後アマゾンでも2ヶ月待ちという状態が続きました…)
荒井氏曰く、交渉事とは「野心をもって知恵を絞ることが必要」
という。相手と信頼関係を築き、感動を与えれば交渉成立の確率は
高まる。
彼に仕事を依頼し、おそらくその手腕に驚かされるのは、裁判に
出される資料の緻密さ、量の多さであろう。それは「相手を説得す
るのではなく、納得させるロジック」が詰まった資料です。
私は「資料は簡素な方がいいに決まっている」と、思い込んでい
ました。だがそうでは無かった。ケースバイケースである。
人生、交渉事、仕事あらゆる面で、思い通り行かないことはいく
らでもある。ただ、その状況に流されるのではなく、その要因を二
つの事に区別し、対応することが大切だ。
それは、「自分でコントロールできること」と「自分でコントロ
ールできないこと」に区別し、前者の要素に集中することだ。
この本は一見小難しそうな印象をうけるが、とても分かりやすく
読みやすかった。
論理的に交渉に望みたい方に是非、オススメの一冊である。