Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

志を貫く…

 最近よく思うことですが、一時の高ぶった感情、モチベーションを維持し続けることはとても難しい。人間だから良いときもダメなときもある、と言った方がいいだろうか。

司馬遼太郎『峠』の中にこんな件がある。

〜志は塩のように溶けやすい。男子の生涯の苦渋というものはその志の高さをいかにまもりぬくかというところにあり、それをまもりぬく工夫は格別なものではなく、日常茶飯事の自己規律にある、という。箸のあげおろしにも自分の仕方がなければならぬ。物の言いかた、人とのつきあいかた、息の吸い方、息の吐き方、酒ののみ方、あそび方、ふざけ方、すべてがその志をまもるがための工夫によってつらぬかれておらねばならぬ、〜

 人間の根幹にあるもの、自分らしさ、個性、アイデンティティが大事であり、すべてにおいてその部分は揺れ動いてはいけないと思います。

※ちなみに弊社名Real iDの"iD"は、アイデンティティ(Identity)=自分らしさ、という意味も込めています。常に個性を大事にしたい、という思いからです。