Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

誰でもできる仕事を一生懸命やってもだめだ。

起業して想うこと。以前は「どんな仕事でも文句をいわず、寝ずに一生懸命やればなんとかなる」なんて、正直に想っていました。でも今は違うと思っています。実際に大切なのは「目的を明確にした上で、好きなことを一生懸命やる」ということです。誤解を恐れずに言います。みんなと同じ事、方向に向かって24時間働いても、本当に得られるものは少ないでしょう。


それはなぜか?私たちの父親世代なら、それで良かったのかもしれません。一生懸命働けばどんどん生活は豊かになり、マイホームを買うこともできました。それが「夢」であり右にならえ、大きい物には巻かれろ、で良かったのですから。しかし、今は違います。モノはあふれ、生産業においては、人件費の安いアジア諸国に追い越されているのですから。


要するに「誰でも出来る仕事」は、どんどん人件費の安い国へ流れるのです。


今、会社で与えられた目の前の仕事。とても辛いけど、何とか根性で乗り越えればいい、と想っていませんか。全ては否定しません。でも、その先に一体何が待っているのでしょう?

そもそも「実力」とは何か。大企業に勤めている方、会社の看板を実力の一部と思わないほうがいいでしょう。会社を辞めれば、そんなもの簡単に引っぺがされるのですから。実力とは、自分が会社を辞めた後でも、お金を払ってその仕事を自分に依頼する人がいるかどうか、ということなんです。


つまり、自分しか出来ない仕事(本当に好きなこと)を目的をもって、一生懸命やるべきなのです。誰でも出来る仕事、与えらた仕事をやる人の替わりは、いくらでもいるのですから。不景気だからって、安定している大企業に勤める事が本当にいいのでしょうか。企業にも寿命があります。伸びしろあるかどうか、自分がやりたいことができるか、という観点も必要だと想います。


「明日で会社を辞めて下さいね」と言われるタイミングは、誰にでも必ず来ます。だったら、今からもっと自分が好きなことを仕事にして、真剣に打ち込みたいと私は思います。


リアルアイディ