起業仕立ての頃「寝ずに働いて、張ってでも仕事しろ!それでも失敗する奴がほとんどなんだ」と教えられた。それは未知の世界で怖くて、いつも怯えていた。だから私はその真意を疑うことなく、突っ走ってきた。軌道に乗るまではそれで良かったのだと思う。
何も考えずにガムシャラにやることで、いろんな感情やしがらみをリセットする事が出来た。そう、会社員時代の温室で培われた「人から何かをたくさん貰わないと気が済まない」といった、甘ったれた根性が叩きのめされた。それはそれで良しとする。
しかし今の状況、今後を考えるとどうだろうか。社長が頑張るのは当然だろうが、時には力を抜いて無理せず、周りに応援してもらう事も重要であろう。どうしても、何でもかんでも自分でやってしまうのはよくない。極論をいえば、時には遊んでしまえばいいのだ。
遊ぶというのは何も毎晩、大人の街で飲み歩く事ではない。社長が遊ぶから、社員の支えてやろうという意識が強まり、組織として力を増し加速することもあるだろう。
社長が頑張ることは必要条件であるが、絶対ではない。だから好きなことを楽しそうにやる事を忘れずにいたい。