それは5年前、ある日の出来事。
ここはさいたま市浦和区上木崎小学校で活動する
ミニバスケットボールスポーツ少年団
「上木ガッツ」
当時入団して間もなかった僕たちに、真相は分からなかったけど、チームが分裂し半数近くの団員がチームを去るという、悲しい事件が起きた。
しかし、同級生が全員が去り、たった一人になっても、バスケットに打ち込む少年がいた。
「僕はバスケットが好きだから辞めない」
この子が6年生になる時、絶対に寂しい思いをさせてはならない…
そんな想いが天に通じたのか、少しずつ上木ガッツに関わる人たちが増え、人が集まってきてくれた。
これはそんな一人の少年の勇気から始まった、小さなチームが巻き起す大きな成長の物語。