先日、13年ぶりくらい?に市川拓司さんの
の映画を観賞した。で、ちょうど今、梅雨時のオススメ作品はこれ。書籍も13年ぶりくらいに読んでます。
面白い作品はやっぱりいいですね、10年以上たってもストーリーが全く色あせない。
はじめに中村獅童、竹内結子の映画を観てから、原作を読んだのを覚えています。当時は横浜市の田園都市線沿いに住んでいまして、映画の舞台、二人がすれ違うシーンがちょど近くの駅構内を使ってたんですよね。
梅雨がもう少し長く続いても、別にいいかも、いや続いて欲しい、と思わせてくれる作品です。
今年、韓国でも映画化されているようなので、観てみようかな。
最近知ったことですが、作者の市川拓司さんも発達障害をお持ちの方だということ。それを知ってからこの作品を読むと、より主人公、巧(たくみ)の繊細な心境が心にしみます。
私が一番好きなシーンは、父子家庭で暮らす夕飯時、二人の何気ない会話。
巧 「ごめんね、このカレーほんとまずいね…」
佑司「そんなことないよ、たっくん、おいしいよ」
っていうシーン。
当時の僕は子供がいなかったんだけど、もし子供が出来たら、こんな友達のような、素敵な親子関係になれたらいいなぁ、と思ったのを覚えています。
そして今では、長男とはお互いの事をリスペクトしつつ、
息子「くそじじぃ!」
父 「なんだ、真のくそじじぃはお前やろ、お父様と呼べ!」
と言い合っておりますけどね…(´。`)
それではまた。