Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

チャオ!茶々丸

こんにちは、STAY HOME!ということで、外出自粛の期間がまだ続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

さてさて最近明るい話題が全く無いのですが、外出自粛になってから我が家には、毎日珍客が訪れるようになりました。

 

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はい、そう黒い猫です。

 

 

ハッキリ言っておきましょう。我が輩は猫が嫌いである、いや大嫌いであった。ずっと犬派です。基本的に猫アレルギー持ちですから、幼少の頃、猫に触ってじんましんが出て以来、何十年と猫に触ったことがない。

 

 

私たちが住んでいる町内は「猫の街」と言えるほど、野良猫がたくさん住んでいる。日々家から家を野良猫が行き来している為、猫自体は珍しいものではありません。家から出て、少し歩けば高い確率で猫と遭遇する。そう、猫も歩けば棒に当たるのです。(´д`)

 

 

私たち家族は5年前に、今の家に引っ越してきました。当時はすでに住み着いていた野良猫に、ずいぶん意地悪されました。私たちは、すでに猫の縄張り化された土地に、後からやって来た"新参者"であり、彼らの洗礼をずいぶん受けていました。

 

 

忘れもしません。新しく買ったばかりの自転車カバーを一晩でビリビリに裂かれたり、車のスペアタイヤのカバーも引き裂かれたりしていました。

 

 

極めつけは、本当に猫の額ほどしかない狭い芝生の庭に、毎日のようにウンコ攻撃をされてました。まぁ、動物学的に言えばマスキングと言うものなのでしょうが…。本当にクサイので、私が仕方なく出来たてホヤホヤのそれを見つけては、処理していたのです。

 

 

いろんな猫撃退グッズを試しましたが、どれも効果がありません。そんなある日、Amazonで6,000円もする猫よけ超音波マシンを見つけ購入し、猫の進路を邪魔する作戦に出ました。

 

 

超音波マシンとは猫を感知して、猫にしか聞こえない嫌な音を出して撃退するものです。ちなみに大人は聞こえませんが、幼児の耳には聞こえたみたいで、当時5才だった次男には「ウワァン、ウワァン、ウワァン…」と聞こえていたようです。

 

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猫よけ超音波マシンは、最初はかなり効果があります。しかし、猫も次第にマシンの威力に慣れてきます。猫たちは進路を変えながら、性懲りも無く、ウンコ波状攻撃を週3回くらい投下してくるのです。

 

 

そして、私は猫の進路を日々研究し、マシンの設置位置と確度を変え、応戦する日々が続きました。

 

 

そんなある日、ショッキングな事件がおきました。「負けた、完全にオレの負けだ…」と敗北を期した惨事が起こったのです。

 

 

なんと、猫よけ超音波マシンの死角となる、マシンの真裏にウンコが投下されているではありませんか!

 

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私は激怒しました。完全にナメられている。心の中で泣き叫びました。

「なめんなよ!コンにゃローめ!」

 

そんな仁義なき戦いが2年くらい続いたでしょうか…。

 

 

ある日、猫のウンコ攻撃がピタッと無くなったのです。お隣のお母さん曰く、少し前に猫の民族大移動があり、町内の猫たちが総入れ替えしたそうです。猫社会にも人事異動というものがあることを知り驚きました。

 

 

それからは、今まで見かけていた憎たらしい猫は居なくなり、新参者の猫たちが家の周りを歩くようになりました。そう、彼らからすれば私たちは先住者。リスペクトしているのか恐れてか、私たちに全く攻撃してこないのです。

 

 

おかげさまで、ここ2年くらいは猫たちとの闘争も無く、無干渉な時を過ごしていました。猫を見かけて声を掛けても、全員こちらを一旦にらみつけ、そそくさと逃げていきます。私は長い戦いに勝った!という、しょうーもない優越感にひたっていました。 

 

 

そして、先月コロナ禍の緊急事態宣言直後、突如うちの周りに黒猫が現れはじめたのです。この黒猫はこちらが近づいても逃げる気配はなく、一定の距離(約2メートル)を保ちながら近づいてくるのです。そう、ソーシャルディスタンスを実践しながら…。

  

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お隣さんの水道からこちらの様子をうかがう黒猫。

 

 

ちょうどこの頃、我が家では「鬼滅の刃」に出てくる、鬼の血を運ぶ猫に名前があるかどうか、父と息子の間で熱い議論がなされていました。「鬼滅の刃」ファンブックを購入し「茶々丸」という名前があることが分かりました。

 

 

全員一致、この黒猫は「茶々丸」と命名された。

 

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木の上に居たカラスを追いやった後、高みの見物をする茶々丸。 

  

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うちの黒い車の下が一番落ち着く様子。

 

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茶々丸専用、最終兵器(ファイナルウェポン)をダイソーで買い揃えてみた。初めて、猫との交流に多額の予算が投じられた。

 

 

早速、このファイナルウェポンが試験導入された。予想以上の手応え!凄い費用対効果を得ることが出来た。

 

最終兵器の試験動画。棒の先っちょに付いたネズミを捕らえようとしている。その後、このネズミだけを引きちぎった茶々丸は、それをくわえたまま逃走したが、まぁいいだろう…。

 

 

緊急事態宣言が続く中、天気が良くても外には出かけられない。そんなSTAY HOEM中に遊びに来てくれる茶々丸は、私たち家族に安らぎを与えてくれています。

 

 

そんな茶々丸も、いずれ来るであろう猫の民族大移動によって、この町から居なくなると思うと、少しおセンチな気持ちになります…。(´∀`*)