Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

時空を越えたリツイート…

 最近、40年以上前に出版された「坂の上の雲司馬遼太郎著、を読んでいます。その本はいかにも古くさくて、茶色くて、日焼けしています。だけど、今の日本人に無い文化、思想、心の強さをストレートに教えてくれます。


 どこからそんな本を入手したかと言いますと、うちの奥さんのお祖父さんが本好きで、沢山の残っている実家の本棚から拝借しているわけです。義祖父は、ずいぶん前に亡くなられており、勿論私とは面識はありません。だけど読書は出会いです。これも何かのきっかけと思い読み始めました。


 で、その本を読んでいると、義祖父が何カ所か鉛筆で線を引っ張っていたわけです。気になって、そこを注意深く読むと現代にも通ずる、とても素敵な文章だったりします。読書を通して今は亡き人と会話ができる…。「ああ、なるほど義祖父は40歳くらいでこの本を読んで、この文章に感銘したんだなぁ。今読んでも自分の心に響くなぁ」ってね。


そして、その文章を僕がTwitterでツイートしてみる…。これって時空を越えたリツイート?、とでも呼べばいいのでしょうか。


 こんなアナログ的なコミュニケーションも感慨深く、とても趣があるでしょ?この本は時代を超えて、僕にいろんなことを語りかけてくるわけです。40年も前の本なのにね。

リアルアイディ