Real Blog

レジェンド鈴木が日々感じたことを哲学するブログ。書評、エッセイ、ポエムも書いてます。

16『 ぼくが僕であるために 』 〜あの時、僕は〜

2019・3

 

ソウ
今までありがとう
君は今まで6年間 自分の力の限り
最後まで 走りきってくれた

 


長い間 とにかく君たちは 人が少なかったから
コートの外でも バスケが好きそうな子を見つけては
ずっと声をかけていたね

 


おかげで 後輩達はたくさん増えて
バスケットに 集中できる環境が整っていった

 


だけど4年生の後半 君は足のケガに苦しみ
ずっと練習できない日々が続いた
本当に歯がゆくて 悔しい思いをした

 


でもケガから 多くのことを学び ケガに強い身体 心に成長した
ケガに苦しむ仲間の気持ちも 君は誰よりも 分かってやれる

 

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そんなソウは バスケットに集中して 真剣に取り組むことが
できるようになったのは 5年生になってから

 


そして、いつしか君も キャプテンとなり チームを引っ張り始めた
大一番の試合でも 緊張することを知らない君を見て
ずいぶん頼もしく感じたものさ

 


6年生の春季大会 自分や周囲の期待する 結果が出せず
君の心が ポキッと 折れた時があった

 


そこからプレイヤーとして、キャプテンとして復活するのに
すいぶん 時間が掛かってしまった
周りにもずいぶん迷惑をかけた…

 


その時 君は バスケットが嫌いになり
自信を失くし 自分を見失ってしまった
そして8月の合宿が終わった頃から、やっと君の目の色が変わり
自信を取り戻していった

 


人生いつも答えはきっと 
自分の胸の中にある

 


だから何度転ぼうが そうやって 
自分で答えを見つけ
立ち上がり 走り出すしかないんだ

 



僕は こんなに 君が好きだけど
正しいことは 何なのか
明日さえ 教えてやれないから